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【2020年版】鉄道系ICカード発行枚数ランキング!今年はJR九州がJR東海を抜きさる!

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今年も、鉄道系ICカードランキングの時期がやってきました!

 

鉄道ファンにとっても、そして一般利用客にとっても重要度が増してきているICカード

そんなICカード、「どのカードをみんな使ってるの?私の持っているICカードはみんな使ってる…?」と思われた方も少なくないのではないでしょうか。

 

 

ランキング要素には売上、ネイティブユーザー数など色々ありますが、当サイトでは最もシンプルに「発行枚数」でランキングを作りました。

また、「発行枚数」だけでは買って使っていないという枚数も含みますので、ここでは使いやすさの指標である「加盟店数」もあわせてランキングに掲載しました。

それでは、今年のランキングを見ていきましょう。(データは2020年7月末時点でのものです)

 

PASMOの勢いに陰り

順位 カード名 加盟事業者 発行枚数 昨年比 加盟店数
1位 Suica JR東日本  8,157万枚 +541万枚 37万1,280店
2位 PASMO 関東私鉄  3,956万枚 +112万枚 25万8,179店
3位 ICOCA JR西日本  2,400万枚 +252万枚 13万27店

出典:一般社団法人 金融財政事情研究会『月刊消費者信用』(2020年9月号)

昨年絶好調であった関東私鉄系PASMOの勢いに、やや陰りが見られます。

今年3月からはモバイルPASMOをスタートさせたり、首都圏の潤沢な需要を取り込んで加盟店数自体は伸ばしているものの、Suicaの成長ぶりと比較すると今一歩伸びていません。

ただモバイルPASMOは現在、日本ではユーザー比率の少ないAndroid機のみ。今年度中にiPhoneへの搭載も発表されていることから、来年にはまたユーザー数も増加するかもしれません。

 

JR九州が7位へ浮上

順位 カード名 加盟事業者 発行枚数 昨年比 加盟店数
4位 manaca 名鉄・
名古屋市交通局
724.5万枚 +44.9万枚 2万6,906店
5位 nimoca 西日本鉄道 432万枚 +33万枚 3万店
6位 Pitapa 関西私鉄 339万会員 +7万会員 3万5,000店
7位 SUGOCA JR九州 321万枚 +32万枚 9万9,300店
8位 TOICA JR東海 310万枚 +19万枚 6万140店
9位 Kitaca JR北海道 176万枚 +16万枚 3万6,730店
10位 はやかけん 福岡市交通局 147万枚 +14万枚 1,058店

出典:一般社団法人 金融財政事情研究会『月刊消費者信用』(2020年9月号)

遂にJR九州の「SUGOCA」が、東海の「TOICA」を抜いて7位へと浮上しました!昨年から勢いがすごかったですが、ここに来て逆転です!

関西私鉄系PiTaPaも目前まで迫っており、この勢いですと来年には6位へと浮上、同じエリアの西鉄との競り合いになりそうですね。

東海圏は名鉄・地下鉄側の「manaca」が圧倒的支持を受けており、TOICAはやや劣勢を強いられています。

 

【参考】その他ICカードのデータ

順位 カード名 加盟事業者 発行枚数 昨年比 加盟店数
1位 楽天Edy 楽天 1億3,000万枚 +940万枚 78万カ所
2位 WAON イオン 8,263万枚 +540万枚 73万9,000カ所
3位 nanaco セブン&i 7,097万枚 +432万枚 69万2,000店

専業系・流通系などの鉄道系以外のICカードも入れるとこんな感じ。電子マネー全体で見た王者は、今年も楽天Edyでした。

クレジットカードで破竹の勢いを見せる「楽天カード」に付帯させる策が功を奏しているようです。

ちなみに、鉄道系で王者のSuicaの位置はWAONとnanacoの間、第3位となります。

 

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