Twitterなどのインターネットで用いられる、クレジットカード・キャッシュレス界隈の用語・俗称・隠語について簡単にまとめてみました。
BOTKJPJT
三菱UFJ銀行のこと。
CIC
信用情報を蓄積している機関。カード会社や銀行はこのデータベースを参照して属性を判断し、クレジットカードを与えるか、ローンを通すかなどを判断する。
大阪では西梅田に支店があり、赴くと自分の信用情報を取得することが出来る。遠方の場合はネットでも申請が可能。
類似機関にJICCやKSCという機関もあり、保存している情報・期間(CICやJICCは5年、KSCは10年)などが異なる。
SMCC
三井住友カードのこと。三井住友カード社の英語名「Sumitomo Mitsui Card Company, Limited」より。
雨(あめ)
アメリカン・エキスプレス(アメックス)カードのこと。VISAやマスターカードよりもちょっぴり導入ハードルが高め。
後に色名をつけることでカードの名称にも。
・雨緑…通常のアメックスカードのこと。緑色をしていることから
・雨金…アメックスゴールドカードのこと。
・雨黒…アメックスセンチュリオンカードのこと。
ちなみに、大富豪のウォーレン・バフェット氏はアメックスの基本カード(雨緑)を愛用しているという噂で有名。
隠微(いんび)
クレジットカード会社の上位カードであるゴールド、プラチナ、ブラックカードの招待状のこと。招待を指す英語=Invitationから。漢字せず普通にインビとも。
クレヒス
クレジットカードやローンの利用実績のこと。クレジットヒストリーの略。
クレヒスの評価が高い(=ちゃんと返済している)と信用が上がり、上位カードへの招待や新規カードを作りやすい、ローンが通りやすい、融資を好条件(低金利など)で受けやすいなど現代社会を生きる中での様々な特典がある。
クレジットスコア
返済状況を評価するシステム。様々な人種・価値観が集うアメリカでは一般的で、就職活動や家の賃貸契約や不動産取引にまで影響を及ぼすほど。
日本でも近年、連帯保証人を用意しない代わりにクレジットスコアで賃貸契約の可否を判断するなどアメリカっぽくなりつつある。
借金が怖いからと言ってクレヒスがゼロのまま歳を取ると、自己破産者と同じとみられてカードを作れなかったりローンが通らなかったりとそれはそれで大変。この状態をスーパーホワイトとも。
黒(くろ)
ブラックリストに載っている状態のこと。クレジットカード会社からの信用がなく、カードを作れない状態。
白金(しろかね、はっきん)
プラチナカードのこと。プラチナを日本語でいうと白金なのでこの略称に。更に略して「白」ということも。
修行(しゅぎょう)
乗る必要のない飛行機へ無理して乗ること。航空会社の上位会員になるためだったり、マイルを貯めて効率よく飛行機に乗るためだったりと理由は様々。
しなくてもいい飛行機に無理して乗る様子が修行のようと形容されたことから。修行している人のことは「修行僧」とも。
住クレ(すみくれ)
三井住友カードのこと。元々同社は「住友クレジットサービス」という名前から、その略語。蜜墨よりも言葉としての収まりが良いことからこちらで呼ぶ人も。
Twitterで探しても30件程度しか出てこない、極めて通好みな言葉。
属性(ぞくせい)
利用者の信用度のこと。カードの入会にあたってカード会社が重要視する項目。
属性を作り上げる要素は
・年収
・仕事(正社員かパートか無職か)
・クレヒス
・家の居住年数
・持ち家か借家か
・家族構成
・他社からの借入額
など多岐にわたる。これらの情報はカード会社が持つデータベースの他、CICという情報機関を閲覧することで得られる。
茄子(なす)
ダイナースカードのこと。アメックスと同じく
・黒茄子
・王茄子
蜜墨(みつすみ)
三井住友カードのこと。三井住友(みついすみとも)→みつすみ→蜜墨。2ちゃんねる発祥の言葉。
喪中(もちゅう)
クレジットカード会社のブラックリストに掲載されている状態のこと。喪中は基本的に5年(60ヶ月)で、この間は基本的にクレジットカードが作れません。この期間が終わったことを「喪中明け、喪明け」とも。
与信(よしん)
クレジットカード会社や銀行が、信用情報を閲覧してちゃんと返済しているかなどの状況をチェックすること。会員時や返済中に閲覧することを途上与信という。
枠(わく)
クレジットカードにおける利用限度額のこと。S枠はショッピング(=shopping)での利用限度額、C枠は借金(=credit)可能な限度額を表す。
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