群馬県高崎市に位置する私鉄である上信電鉄では、12月9日よりQRコード決済サービス「PayPay」を試験導入すると発表しました。
上信電鉄ではスマートフォン決済の導入を目指すべく、PayPay株式会社(本社 東京都千代田区)のQRコード決済サービス「PayPay」の試験導入を開始します。今回の試験導入でキャッシュレス化への問題点、旅客の需要および利用回数などを確認し、今後の本導入に向けての検討項目とさせて頂きます。
QRコード決済は、従来のクレジットカードやICカードと違って、事業者側がローコストで導入できるのが強みで、従来キャッシュレス決済に対応出来なかった中小私鉄での導入が相次いでいます。
リサーチ会社によってまちまちですが、概ね上位シェア3位に入るQRコード決済サービスがこのPayPayです。ヤフーとソフトバンクとの合弁によって2018年に設立されました。
PayPayでの普通乗車券の購入は、2019年7月に長良川鉄道で初めて採用されたことを皮切りに、8月には肥薩おれんじ鉄道でも採用が始まっています。
今回の上信電鉄では(試験的なものですが)3例目になるでしょうか。
尚、鉄道会社としては3月に湘南モノレールが導入したのが初となりますが、こちらは企画乗車券やグッズの購入までに留まり、普通乗車券の購入は出来ません。
期間・場所
PayPayで購入できる期間は次の通り。
場所:高崎駅窓口のみ(営業時間内)
期間:2019年12月9日から2020年6月30日まで
購入対象:切符(普通乗車券)、グッズなど