鉄道系カード

【2017年版】鉄道系ICカード発行枚数ランキング

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鉄道ファンにとっても、そして一般利用客にとっても重要度が増してきているICカード

そんなICカード、「どこが一番多いの?私の持っているICカードは…?」と思われた方も少なくないのではないでしょうか。

【追記】最新年度版はこちらから

【2018年版】鉄道系ICカード発行枚数ランキング 鉄道ファンにとっても、そして一般利用客にとっても重要度が増してきているICカード。 そんなICカード、「どのカードをみんな...

ICカードのランキングには売上、ネイティブユーザー数など色々ありますが、今回は最もシンプルに「発行枚数」「加盟店数」でランキングを作りました。

「発行枚数」は、買って使っていないという枚数も含みますので、ここでは使いやすさの指標である「加盟店数」もあわせてランキングに掲載しました。

それでは、見ていきましょう。

 

トップはやはりSuica

順位 カード名 加盟事業者 発行枚数 加盟店数
1位 Suica JR東日本  6,371万枚 21万6850店
2位 PASMO 関東私鉄  3,399万枚 5万2,870店
3位 ICOCA JR西日本  1,567万枚 5万4,629店

出典:一般社団法人 金融財政事情研究会『月刊消費者信用』(2017年9月号)

トップ3のカードは、おおよそ沿線エリアの人口通り、Suica・PASMO(首都圏)、ICOCA(近畿・西日本)…という感じ。

特にSuicaの加盟店舗数は21万店と圧倒的。2位以下を大きく引き離しています。

3位のICOCAは近畿圏以外にも広島や北陸で使えるエリア的な広さもあるのか、発行枚数に対して加盟店舗数が多いのが特徴です。

 

4位には名古屋のmanaca!

順位 カード名 加盟事業者 発行枚数 加盟店数
4位 manaca 名鉄・名古屋市交通局 565万枚 1万4,900店
5位 nimoca 西日本鉄道 328万枚 9,690店
6位 Pitapa 関西私鉄 310万枚 2万6,000店
7位 TOICA JR東海 242万枚 1万9,590店
8位 SUGOCA JR九州 220万枚 2万9,000店
9位 Kitaca JR北海道 118万枚 1万3,600カ所
10位 はやかけん 福岡市交通局 99万枚 410店

出典:一般社団法人 金融財政事情研究会『月刊消費者信用』(2017年9月号)

トップ3は大方の予想通りでしたが、4位以下はかなり意外な結果となりました。まず4位は名鉄と名古屋市営交通局が採用しているmanacaがランクイン。続く5位には西鉄のnimocaが登場しています。

沿線人口では首都圏に続く二番手に位置するはずの関西私鉄系PiTaPaは6位。クレジットカードと同じ審査を経て発行されることもあり、容易に発行できないことも加味する必要がありますが、それでもmanacaが1.8倍多い(=1人1.8枚持つ人がそこまで多いか…?)ことを考えると少し弱い印象です。

近年は南海・京阪、そして我らがOsaka Metro(大阪メトロ)もICOCAの採用を始めていことから、シェアはここで止まってしまいそうです。

 

JRか私鉄か

また、同一エリアでもJR勝つか私鉄が勝つかは変わってきます。都市圏別に並べると、最も多いカードは次の通り。

大阪経済圏:ICOCA(JR西日本)
東京経済圏:Suica(JR東日本)
名古屋経済圏:manaca(名鉄・名古屋市営地下鉄)
福岡経済圏:nimoca(西鉄)
札幌経済圏:Kitaca(JR北海道)

大阪ではJR西日本のエリアそのものが広いこともあり、ICOCAが優勢でした。

 

総評:Suicaが多分最強

いかがでしたでしょうか。まあ予想通りSuicaがトップでしたね。

交通系ICカードでは唯一Apple Payなどのモバイル決済にも対応していることから、首都圏以外でもSuicaの利便性は高く、携帯で改札を通るなら必須となります。

大阪でもそれは同じで、今後Suica以外の各カードがモバイル決済に対応させない限り、じわじわとその差は開いていくものと思われます。