
2020年の東京オリンピックに向けてクレジットカードやスマートフォン決済によるキャッシュレス社会化が進んでいます。
これまでは私も原則的にキャッシュレス化は歓迎だったんですが、最近デメリットも多いなと感じることも増えてきました。
今日は、キャッシュレス化による課題と問題点を挙げてみようと思います。
①災害に弱い
2018年9月におきた北海道での大地震は、札幌市を含めた北海道各都市に影響を及ぼしました。
その中で、「JR(北海道)でICカードが使えない」「コンビニが停電でICカードが使えない」というツイートが散見されます。
地震・台風・津波と自然災害が多い日本社会の中で、災害に弱いクレジットカードというのは今後対応を迫られそうです。
晩酌用ドリンクをセコマで購入。レジに「地震の影響でクレジットカード、ICカードによる決済は不能です」旨お知らせが出ていました。
— らむしぇ (@lamcevak1) September 6, 2018
今回の地震で「やっぱ現金」って痛感した。
だって停電だと会計時に使えないんだもん。
クレジットカード然り。
KitacaもJRが再開しても直ぐに使えなかったし。— おでんくん。'18 玉木デニーー (@nmb_45) September 7, 2018
【地震で学んだこと】
普段はクレジットカードとかICカードって便利だけど、地震で停電した瞬間に無能になるから、常にある程度の現金は持ち歩いたほうがいいです。お札使えないこともあるから小銭も。— こやなぎななえ (@sora7315) September 6, 2018
JR、空港までのエアポートだけ1時間に2・3本で運航再開したそうですが、まだ停電の関係でICカード使えなく、現金で切符買わないとだめだそうです。
券売機込み合う可能性もあるのでお気をつけ下さい。#北海道胆振東部地震 #JR#現金が無いと何も出来ないなと痛感— しーちゃん@北海道地震無事です (@xxxshi_chanxxx) September 7, 2018
https://www.excite.co.jp/News/smadan/E1536213271743/
②表現の自由をクレジット会社に侵害される可能性
大人な話になるので詳細は語りませんが、ある同人サークルが出したゲームがクレジットカード会社からの要請により販売できなくなった…というケースが2018年8月にありました。
該当ページでは「C社・M社が当該作品の配信停止を要請した」とあります。
これは正直言って私もゾッとしたんですが、あまりにクレジットカード会社に決済手段を依存するような社会になると、実質的に表現の自由を侵害される可能性があるということです。
総評

とはいえ、完全にクレジットカードを否定するかというとそうでもありません。要は場面に応じてここは現金、ここはキャッシュレスと対応することが大切かなと思います。
また、キャッシュレスでも特定会社に依存しない、ビットコインなどの仮想通貨も出てきています。
キャッシュレスな皆様は「いかに現金を使わないか」ということに腐心されておられる印象ですが、クレカ依存にはこうした弊害もある…ということをここに記録しておこうと思います。