これだけは気をつけたいこと

【コラム】キャッシュレス社会における2つのデメリット

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2020年の東京オリンピックに向けてクレジットカードやスマートフォン決済によるキャッシュレス社会化が進んでいます。

これまでは私も原則的にキャッシュレス化は歓迎だったんですが、最近デメリットも多いなと感じることが増えてきました。

今日は、キャッシュレス化による課題と問題点を挙げてみようと思います。

 

①災害に弱い

2018年9月におきた北海道での地震は、札幌市を含めた北海道各都市に影響を及ぼしました。

その中で、「JR(北海道)でICカードが使えない」「コンビニが停電でICカードが使えない」というツイートが散見されたのが印象的でした。

地震・台風・津波と自然災害が多い日本社会の中で、災害に弱いクレジットカードというのは今後対応を迫られそうです。

晩酌用ドリンクをセコマで購入。レジに「地震の影響でクレジットカード、ICカードによる決済は不能です」旨お知らせが出ていました。

出典:https://twitter.com/lamcevak1/status/1037692731382853633

 

今回の地震で「やっぱ現金」って痛感した。
だって停電だと会計時に使えないんだもん。
クレジットカード然り。
KitacaもJRが再開しても直ぐに使えなかったし。

出典:https://twitter.com/nmb_45/status/1038009205880381440

JR、空港までのエアポートだけ1時間に2・3本で運航再開したそうですが、まだ停電の関係でICカード使えなく、現金で切符買わないとだめだそうです。
券売機込み合う可能性もあるのでお気をつけ下さい。

出典:https://twitter.com/xxxshi_chanxxx/status/1037946390607880192

 

②表現の自由をクレジット会社に侵害される可能性

大人な話になるので詳細は語りませんが、ある同人サークルが出したゲームがクレジットカード会社からの要請により販売できなくなった…というケースが2018年8月にありました。

該当ページでは「C社・M社が当該作品の配信停止を要請した」とあります。

これは正直言って私もゾッとしたんですが、あまりにクレジットカード会社に決済手段を依存するような社会になると、実質的に表現の自由を侵害される可能性があるということです。

 

総評

とはいえ、完全にクレジットカードを否定するかというとそうでもありません。要は場面に応じてここは現金、ここはキャッシュレスと対応することが大切かなと思います。

また、キャッシュレスでも特定会社に依存しない、ビットコインなどの仮想通貨も出てきています。

キャッシュレスな皆様は「いかに現金を使わないか」ということに腐心されておられる印象ですが、クレカ依存にはこうした弊害もある…ということをここに記録しておこうと思います。

 

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