クレジット会社の歴史

「国内信販(KCカード)」の歴史

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国内信販とは、かつて九州地方を中心に事業を展開していた、九州発の信販系クレジットカード会社です。

1963年4月26日に鹿児島県で「信用開発株式会社」として設立。1978年に合併によって国内信販株式会社へと名前を変え、「KC」や「KC CARD」のブランド名で認知度を向上しました。

 

楽天による国内信販の買収

2005年6月1日、国内信販は楽天に買収され、そのノウハウを活かして翌月には「楽天カード」の発行を開始。10月には「楽天KC株式会社」へと社名変更を行いました。

順調に事業を拡大した「楽天カード」は、2024年時点で三菱UFJニコスを抜き、業界第3位の取扱高シェアを誇るクレジットカードにまでなりました。

 

ソフトバンクグループへ

一方、楽天KCに転機が訪れたのは遡ること2011年8月。グレーゾーン金利が違法とされたことで過払い金請求返還が起こりました。

国内信販時代に取り扱っていたグレーゾーン融資による返金負担を嫌った楽天により、楽天KCが発行していた楽天カード事業を、楽天カード株式会社へ分割し、残った他の事業はJトラストへ415億円で売却されてしまいました。

この際に「KCカード株式会社」へ名前を変更しますが、2015年に今度はJトラストからソフトバンクグループへ再売却され、再改名を経て現在は「PayPayカード株式会社」となり、業界第9位のカード「PayPayカード」を発行しています。

 

関連リンク

 

参考文献