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先日、直近5年におけるクレジットカードのランキングをお伝えしました。
今回はもう少し遡り、クレジットカードが浸透してきたバブル時代(1989-90年)のクレジットカードシェア率はどうだったのか、気になって調べてみました。
バブル時代といえば東海道新幹線はまだ100系で、クリスマス・エクスプレスのCMが一世を風靡し、R32スカイラインGT-RやNSXが出た時代ですね。
そんなバブル時代に人気だったカードは、一体どのカードだったのでしょうか。
1989年
カード名 | ショッピング取扱高 (シェア率) |
伸び率 |
1位…JCB | 12.3% | +0.8% |
2位…住友クレジットサービス | 7.8% | +1.0% |
3位…日本信販 | 6.3% | +0.5% |
4位…DCカード | 3.8% | +1.1% |
5位…クレディセゾン | 3.8% | +1.2% |
総取扱高は10兆4,000億円。
時代はバブル真っ只中の1989年。全カードが前年度比でプラスという伸びしろが高い時期ですね。
JCBがトップ、次いで住友クレジット(現:三井住友カード)、日本信販(現:三菱UFJニコス)、DCカード(現:三菱UFJニコス)…と続いています。
1990年
カード名 | ショッピング取扱高 (シェア率) |
伸び率 |
1位…JCB | 13.3% | +0.8% |
2位…住友クレジットサービス | 9.7% | +0.7% |
3位…日本信販 | 7.1% | 0 |
4位…クレディセゾン | 4.0% | +0.3% |
5位…DCカード | 3.7% | +0.3% |
総取扱高は11兆円。
各社シェアを伸ばしています。前年度比でマイナスになっているところがありながらも、総取扱高が上がっているのでマイナスにはなっていません。
4位と5位が入れ替わっていますが、俄然「JCB」「住友クレジット」「日本信販」の3強であったようです。
結論:JCBが強かった

バブル時代のクレジットカードといえばJCB…というほど、JCBが強い時代であったようです。
現在は三井住友VISAカードと双璧をなしながらも、手数料の関係でややシェアを落としつつあるイメージですが、当時はまた違った立ち位置だったのかもしれませんね。
参考文献
日本経済新聞社『日経産業新聞』1990年6月14日,1991年6月13日各紙